猫だけでなくペットをお迎えするとき、何頭お迎えするかも迷いどころですよね。
・1匹だけだと寂しいかな?
・2匹一緒に飼育すると、けんかになっちゃうのでは?
等々、考え始めるとキリがありません。
私は現在5匹の猫を飼育しており、そのうち4匹を多頭飼いしております。
(1匹はアパート、4匹は実家の戸建て住まいです。)
この形態になって早4年目に差し掛かるところですが、多頭飼いにして良かったと感じることが多々あります。
今回は、私が5匹の猫(内3匹は兄弟姉妹)と暮らしてみて良かったこと、良くなかったこと、気づいたこと、そして多頭飼いの場合は兄弟姉妹の猫を飼育することをおすすめする理由を体験談を交えてご紹介します。
2匹以上飼育することを視野に入れている人は、是非チェックしてみてください。
猫を多頭飼いして良かったこと~体験談~
4匹の猫ちゃんと暮らしてみてよかったことは、
なんといっても猫同士のコミュニケーションが見れることです。
例えば
・猫同士の追いかけっこやじゃれ合いが見れる
・子猫が親猫に甘えている様子が見れる
といった点です。
うちの場合は、多頭飼いしている4匹の内
基本1匹狼だけど優しい兄、父猫に甘えん坊で他の兄弟に厳しい妹、
かまってちゃんの末っ子弟、おもちゃとおやつ以外無関心な父猫という構成で、
日々色々な遊びや毛づくろい等のコミュニケーションを見ることができます。
対人間にはない行動も多いので、見ていてとても癒されます。
猫はツンデレ・一人が好き・甘えてこない・冷たい等のイメージを持たれがちな動物ですが本当にそれぞれ個性が全然違うので、そういった猫の個性を感じられるのもとても嬉しいです。
ただし、猫を飼育するのは文字通り「命を預かること。」
日々癒しをくれる猫が気持ちよく生活するためにも、必要な時間や金銭が当然あります。
特に多頭飼いともなると単純に考えてその必要経費の負担が×頭数分増えることになりますので注意が必要です。
次に、多頭飼いをする際に最初に考えていただきたいことをご紹介します。
最初に猫の多頭飼いができるか考慮してほしい事項
一番に考えていただきたいのは、当たり前ですが多頭飼いする余裕が時間的にも、金銭的にも、場所的にもあるかどうか、ということを最初によく考えてください。
これはペット全般を飼育する時も必ず検討してください。
そしてそこに+で、多頭飼いの場合は猫同士の相性も考慮しなければなりません。
また、3匹以上になると1人での飼育は困難になるかと思います。
できれば2人以上で飼育できない場合は、多頭飼いはしないことをお勧めします。
うちの5匹の猫の場合でご紹介します。
最初に、時間的なお話です。
うちの猫の場合、トイレは1匹につき1日3~4回は掃除しないといけません。
単純に考えるとそれが×5になるので、1日20回程トイレ掃除が必要になります。
現在はシステムトイレを増やしたので1匹につき2~3回の掃除で済んでいますが、それでも正直大変です。
でも猫はとてもきれい好きでトイレが汚いとストレスが溜まってしまい、色々な体の不調の原因となってしまいます。
また歯磨きも大変です。
うちは1匹あたり5分ほど時間がかかるので(暴れる子は20分かかるときも…)、大体1時間ほどかけて行っています。
そして、猫に必要な遊んであげる時間は、1日あたり15分は必要と言われています。
ただでさえ15×5=75分ですが、内2匹はさらに+30分は遊びたい子がいるので、とても時間がかかってしまいます。
以上の毎日のルーティンに加え、うちの子はスコティッシュフォールドもいるので週に1回は耳掃除をしたり、1シーズンに1回はお風呂に入れたり(暴れる子は30分かかる場合も…)、トイレや寝床を丸洗いしたりとかなり時間が必要になります。
次に金銭面です。
当然ながらフード代が倍です。
うちは1匹あたり月3,000円程なので、×5で月15,000円フードにかかっています。
他にもペットシーツ・トイレ砂・飲み水用フィルターにお金がかかります。
また、年に1度の健康診断でも全員で約3.5万程かかります。
ざっと挙げただけでもこれだけ費用が掛かりますので、更にキャットタワーやおもちゃやベットやなんだかんだと頭数分お金もどんどん必要になります。
また、考えたくはないですが万が一愛猫が病気になったとき、そしてそれが複数だった場合は主に金銭面がとても大変です。
次に場所的な話です。
一般的に、猫は場所につくと言われ理想としては猫1匹に対し1部屋あると良いとされています。
うちは4匹の猫を4LDK+グルニエの2階建ての一軒家、1匹の猫を2DKの集合住宅で暮らしています。
また、猫は上下の運動が体にいいと言われているので階段がある家や、ない場合はキャットタワーを設置することが推奨されています。
それ以外もフード置き場やトイレ(頭数分+1個が理想)置き場、遊び場や寝床も必要なので、かなり広い場所が必要となります。
最後に猫同士の相性です。
当然ながら、猫にも個性があります。
なので人と同じように合う合わないがあります。
それがお互いをいないものとしてスルーできていればまだいいですが、目が合うと壮絶なけんか、威嚇のし合い等が起こってしまうと大変です。
猫同士も怪我のリスクがありますし、何よりストレスが特に心の健康面に大きく影響しまいます。
飼い主さんにとっても猫にとってもよくない環境になってしまいます。
なので、よっぽど広い家でそれぞれ猫が快適に暮らせる、とかでない限り猫同士の相性も問題ないかよく検討してください。
多頭飼育をする際は以上のような問題をクリアする必要があります。
是非挙げた数字をご参照いただき、ご自身の環境と比べて問題なさそうか検討してみてください。
相性のいい猫を探す方法
時間的、金銭的、場所的な問題もクリアした。
では、猫同士の相性はどうやったらわかるの?
実際に飼育してみなければ分からなくない?
となる方は多いのではないでしょうか。
そこで、私が今まで体験した方法をお伝えします。
私が今まで経験した方法は、以下の通りです。
・兄弟姉妹の猫をお迎えする
・同じ環境で育った猫をお迎えする
・実際に飼育してみる
順にご説明します。
最初は「兄弟姉妹の猫を飼育する」方法です。
私の場合は飼い猫の出産に立ち会う形で兄弟猫と出会いました。
うちの猫や、友人の猫(兄と妹)を見ていて思うのは、やはり兄弟だからかものすごく仲が悪いという猫はいないです。けんかと呼べるものもほとんどなく、しいて言うならおやつを盗まれた時に爪を出さずに数回パンチをする程度です。
勿論、猫の個性もあるので一概には言えませんが是非参考にしてください。
次は「同じ環境で育った猫をお迎えする」方法です。
これはうちの場合父猫、母猫がこれに該当します。
この猫たちはブリーダーから購入する形でお迎えしましたが、そのブリーダーさんの飼育方法が猫の社交性向上の目的で普段は個々の個室、たまに大きい部屋でのびのび他の猫と過ごす、という飼育スタイルをしていたため、お迎えした当時はすでに知り合いのような間柄でお互い毛繕いをするくらいには仲良しでした。
このようにすでに猫同士が知り合いで関係性が分かる状態でお迎えできれば、相性が悪い同士をお迎えしてしまうことはまずないと思います。
最後に「実際に飼育してみる」方法です。
例えば先住猫がいて新たに猫をお迎えしたいが相性が分からない…という場合に、一部のペットショップや里親探しの団体でお試しで何日間か飼育できるというトライアル期間を設けている所もあります。
そのシステムを利用して飼育してみるという方法もあります。
私の場合、保護猫をトライアル期間で実家にお迎えしましたが先住猫の内1匹と相性が良くなかったため、今では保護猫は実家から独立したアパートの方で飼育しています。
まとめ
以上多頭飼いして良かった体験談と多頭飼いする際に注意してほしいこと、そして多頭飼いするとき相性のいい猫を探す方法をお伝えしました。
正直この問題に関しては、これが正解!というものがなく飼い主さんが猫ちゃんにとってより良い方法を都度考えていくしかありません。
この記事が少しでもそんな皆様の参考になれば幸いです。
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